名産品交易の続きをしようとリスボンの出港所へ入ったら、
誰かに呼び止められた。
またイベントか?
訝しみながらメッセージを送る。
声の主はサルミエント商会の執事だった。
執事は
「アルヴェロがエジプトへ行ってしまった心配だ。
アルヴェロを見かけたら無事を伝えてくれないか」
と頼んできた。
サルミエント商会には世話になっているし、何より執事が気の毒だ。
ここは頼みを引き受けておく。
執事は謝礼に1万Dをくれた。
引き受けただけでまだ見つけていないのにもうお礼をくれるとは。
よほどアルヴェロのことが心配なのだろう。
だが早くレベルを上げて副官を雇いたい私はエジプトへは向かわず、
北海付近とイベリアによる名産品交易に着手するのだった。
続く。